小陰唇縮小手術とは、小陰唇の余分な部分を切除し整える手術です。
小陰唇とは、大陰唇の内側にあるヒダの部分で、膣に雑菌が入らないように保護する役割があります。
小陰唇は、大きさに生まれつき個人差があったり、摩擦や出産、加齢などの影響で肥大化することもあります。
小陰唇が大陰唇より大きすぎると、擦れて痛みを伴ったり、悪臭の原因になることもあります。
特に困っていなければそのままでも問題ありませんが、もし下記のようなことで悩んでいる場合は手術により縮小することで悩みを解消することができます。
●座った状態や、下着で圧迫されると痛いことがある
●スキニーパンツなどタイトなズボンをはくと圧迫感が強い
●排尿時に尿が飛び散ってしまう
●性行為の際、小陰唇がまきこまれて痛い
●ヒダの部分が黒ずんでいる
●左右に差がある
●介護を受ける時のために、見た目を整えたい
●ムレ、臭いが気になる
副皮(ふくひ)とは、小陰唇と大陰唇の間にあるヒダ状の皮膚のことを指します。
副皮という名称は解剖学的な正式名称ではなく、いわゆる俗称です。
副皮はすべての人の女性器にあるわけではなく、全く無い方や片方だけある方など、個人差が大きいことが特徴です。
小陰唇縮小だけではなく、副皮も切除した方がバランスが良い場合は、小陰唇縮小手術のときに一緒に切除をすることをお勧めいたします。
外陰部に対して知識の豊富な産婦人科専門医が行うため、長期的な目線で外陰部の経過を見ることができ、将来的に支障をきたさない形への手術が可能です。
小陰唇をすべて切除してしまうと加齢によって将来的に膣の乾燥が強くなってしまいます。
そのため、切りすぎず残しすぎず、適度に縮小する必要があります。
術後の診察も責任を持ってしっかりと行うことがとても大切です。
術後の診察は費用はかかりませんのでご安心ください。
また、手術後はかゆみなどが出る可能性があります。
婦人科である当院であれば適切に診察、治療させていただくことが可能です。
外側だけだと●●円、外側と内側だと●●円、といったような、縫い方で値段を変えることはいたしません。
小陰唇の状態はそれぞれ異なるため、常に一人一人にベストな縫い方を行います。(基本的には内側、外側ともに吸収糸で縫合しますので抜糸は不要です。)
*ただし、医療用ボンドでのコーティングをご希望の場合には追加料金がかかります。
本当に手術が必要なのかも含め、診察をいたします。
小陰唇がもともと小さい方はそもそも手術が不要なため、診察時に手術をお断りさせていただく可能性があります。
当院での症例写真などもお見せできますのでご覧になりたい場合にはお伝えください。
完全予約制ですので、必ず【カウンセリング】のご予約をお取りください。(必ず予約時に送信される問診表をご記載ください)
カウンセリング料金は3300円です。(そのまま②の手術予約・術前検査を行う場合には無料となります)
手術を希望される場合は手術日の予約を行います。
その際、術前検査として、血液検査を行い、感染症や貧血などがないか調べます。
① のカウンセリング当日に検査可能です。
このとき、検査代金+手術の前金として、55,000円を頂戴いたします。(手術当日は、手術代金から55,000円差し引いた金額をお支払いいただきます。)
手術をキャンセルされた場合には返金できませんので、必ず手術への決意が固まってから検査を受けてください。
術前検査から1週間後以降となります。
*手術は月~金曜日の昼頃に行います。(土日は行っておりません)
(1)ご来院後、切除部位をデザインし局所麻酔を行います。
局所麻酔では針を使用しますが、痛みを抑えるため極細の麻酔針を使用しています。
さらに、適切な麻酔量を使用することで、腫れを極力最小限に抑えています。
(2)余分な小陰唇を切除します。
小陰唇は膣を保護する働きがあるため、全ての皮膚を切除することはありません。
(3)形を美しく整え、縫合します。
縫合は自然に溶ける糸を使用するため、術後の抜糸は不要です。
(4)術後、ゆっくりと院内にてご休憩ください。
当日にご帰宅いただけます。
手術後に腫れや痛みが気になる場合など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
また、術後の生活の心配などもしっかりとサポートやアドバイスをいたしますので、お気軽にお尋ねください。
●所要時間・・・30分~1時間程度
●シャワー・・・翌日より可能
●入浴・・・2週間後より可能
●術後の通院・・・1週間後・1か月後の検診を推奨
●入院・・・なし
●副作用・ダウンタイム について
・腫れ:1週間程度
・痛み:数日程度(鎮痛薬内服でコントロール可能)
・内出血:1~2週間程度
・知覚鈍麻・知覚過敏:術後一時的で改善
・感染症:稀ですが、抗生剤で治療する可能性あり
●注意事項
可能であれば生理期間中を避けていただいた方が良いです。
激しいスポーツや性行為は1ヵ月程度お控えください。
患部に摩擦や刺激等の負担がかかる行為も1ヵ月程度お控えください。
以下に該当する方は手術を受けることはできません。
・施術部位に悪性腫瘍やその疑い
・性感染症(ヘルペスやコンジローマなど)やその疑い
・長期間のステロイド内服
・糖尿病・抗凝固薬の使用中
・てんかん発作の既往
・妊娠中や授乳中
・ペースメーカー使用中
*手術料金が割安となるモニターもございます。
必ず術前検査が必要ですので、カウンセリング当日に手術をすることはできません。
保険は適用されません。不快な症状があったとしても、保険適用にはならず、全て自費診療となります。あらかじめご了承ください。
影響はありません。
特に制限はありませんが、手術翌日はお仕事をお休みされる方が多いです。職種によりますが、痛みなどが問題なければ翌日からお仕事をされてもかまいません。
術後の出血か生理の出血かわからなくなることがありますので、生理の時期とはずらした方が良いと思います。
思春期に外性器の変化も起こるため、あまり早くに受けることは良くありません。可能であれば成人するまで待ってからの手術が良いです。どうしても未成年でも手術を受けたい場合は16歳以上あれば可能ですが、必ず保護者の方と一緒にカウンセリングを受けていただく必要がございます。
小陰唇縮小術後、1ヶ月はお控え下さい。痛みや腫れが完全になくなってからにしましょう。
手術後の診察に来ていただくことをお勧めしております。(手術後1週間後、1か月後の2回)
手術後の診察には費用はかかりませんので安心していらしてください。
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