IPL(Intense Pulsed Light)治療とは、幅広い波長の光をお顔全体に照射することで、シミ・そばかす・くすみ・にきび・赤みなどの様々なスキントラブルを改善する治療法です。
シミや毛細血管拡張症(赤ら顔)などの肌トラブルの原因となるメラニンや色素沈着に対して、最適化された光が反応することで肌の若返りを促進します。
光によって発生した熱が線維芽細胞に刺激を与え、コラーゲンの生成が活性化されるため肌のハリやキメといった効果も期待できます。
また、メラニンや色素沈着のようなターゲットだけに作用するので、周辺組織を傷つけることなく肌への負担が少なくダウンタイムもほとんどありません。
Jeisys Medical社のCellec V(セレックV)(医療機器認証番号231ADBZI00015000)という機器を使用します。
IPLにはさまざまな機器がありますが、セレックVは1台のマシンに、波長幅が異なる9種類のフィルターが備わっており、患者様一人ひとりの肌状態に合わせて、よりきめ細やかで幅広い治療を行えるので「自分仕様のスキンケア治療」が可能です。
肌へのダメージが少なく、ダウンタイムがほとんど無いため、初めてマシンを使ったスキンケア治療を行う方でも安心です。
セレックVは、波長幅が異なる9種類のフィルターによって正確かつ安全な照射が可能です。「アクネ(アクネ菌を殺菌)」・「表在性血管病変」・「表在性色素病変」・「脱毛」に特化したフィルターがあらゆる肌トラブルの原因に働きかけます。1台で420nm~700nmまでの9種類の波長照射が可能なため、症状ごとに適したフィルターを組み合わせて「自分仕様のスキンケア治療」が出来ます。
様々な光の照射方法が選択でき、モードによって肌の色つやを改善させたり、真皮内に熱を加えてハリを改善するなど患者様一人ひとりの肌状態に合わせた治療を行い美肌へと導きます。
・マルチパルスモード
パルス数を選択でき、パルスピークタイム及びパルスバレータイムはそれぞれ独立して0.1ms単位で変更することが可能なため適応によって(症状ごとに)切り分けることが出来ます。
・トーニングモード
トリガーワンショットで、100μsの光を100μsのOff timeと繰り返しで照射し、低刺激の光エネルギーを皮膚に供給することができます。そのため照射時間を短くでき、炎症を抑えます。
・フォトシャワーモード
毎秒5Hz(ヘルツ)までの弱い光を連続照射し、真皮層に熱刺激を与えることができるため、痛みの軽減が期待できます。
一般的に、光治療器を使用する施術は光によって発生した熱で肌内(真皮層)にダメージを与えることで症状を改善していきますが、高い熱エネルギーを使用すれば火傷のリスクも伴ってしまいます。
しかし、セレックVは、パワークーリングシステムが搭載されており、施術中の皮膚の温度を0℃から5℃に維持するため、病変のターゲットに対して高いエネルギーの照射を可能とし、副作用から皮膚を保護し、ダウンタイムを軽減します。
4週間に1回、3~5回を1クールとして治療をおこないます。
その後は、3か月~半年に1回程度、定期的に受けていただくのがオススメです。
※効果や治療間隔、治療回数には個⼈差があります。
・照射時は、輪ゴムでパチンとはじかれたような感覚があります。照射後は、軽度の⽇焼けのようなほてり感を感じる場合がありますが、数時間で治まります。冷却することにより軽減します。
・照射後に、⽪膚の状態・⽪膚の⾊により、軽度の発⾚や腫れが⽣じる場合があります。
・照射後に、⾊素性病変(シミ)の⾊が⼀時的に濃くなり、軽いかさぶたが形成される場合があります。その場合、かさぶたが剥がれ落ちるまでに 5〜10 ⽇かかることがあります。⽪膚を擦ったり、引っ掻くなどの刺激を与えないことが重要です。
・⽑細⾎管の治療では、⼀時的に⾎管病変が濃くなったり、⼩さい紫斑が現れる場合があります。
・にきびの治療では、⼀時的に炎症がひどくなったように⾒える場合がありますが、治療後数時間から数⽇以内に治まります。
・治療後、まれに、⽕傷や⾊素沈着などの副作⽤が⽣じる可能性があります。
・⾊が薄くなる(または消える)事を望まないホクロ(チャームポイントのホクロなど)がある場合は、施術前に担当医にご相談ください。
・施術後に⽪膚の異常がある場合は速やかに医師にご相談ください。
施術後は日焼けを避けて下さい。
禁忌事項に該当する患者様はこの治療を受けることが出来ませんのでご了承下さい
□ 1か月以内の⽇焼け
□ 光感受性が高い⽅(全⾝性エリテマトーデスまたはポルフィリン症の病歴など)、⼜は光感受性を高める薬剤、サプリメントを服⽤している⽅
□ 抗凝固剤を服⽤している⽅
□ 前がん病変、⽪膚がん、または⽪膚がんの病歴がある⽅
□ ケロイドの既往がある⽅
□ 妊娠中、または授乳中の⽅
□ 糖尿病などの創傷治癒に問題のある方
□ てんかんの⽅
□ 免疫抑制疾患、または免疫抑制剤を服⽤している⽅(HIV 感染など)
□ 重度の各種⽪膚疾患または炎症性⽪膚疾患、感染性⽪膚疾患(口唇ヘルペスを含む)の⽅
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